商売は戦争ではありません商売はある意味自己表現の場です。 本人の望むと望まざるに関わらず自分が出ます。 ずぼらな人はずぼらさがそのまま出ます。 優しい人は優しさがそのまま出ます。 それが良い悪いと言うわけではありません。 人の個性自体を否定することは出来ませんから。 ただ、本人が気がつかないうちに自分で自分の首をしめていることがあります。 その人の思い込みや囚われが商売をゆがめていることもよくあります。 それはしょうがないと言ってしまえばそれまでですが、最終的にその人の商売が駄目になる可能性を孕んでいる時、お節介ですがやはり口を挟みたくなる時があります。 商売は競争ではありません。 早い者勝ちのように見えて早い者勝ちではありません。 もちろん戦争でもありません。 商売を長く続けるコツは争わないこと。 それを目指すのは自分との戦いです。 でも、他人との戦いではありません。 オリジナリティは「何を誰に売る」の一言の中で表現されます。 でも、それを作り上げる過程は同業他社や同じ場所で商売している人たちとの関係から生まれるわけではありません。 オリジナリティは自分とお客さんとの関係性の中から生まれます。 同業他社の存在はお客さんを介して間接的に絡んできます。 でも同業他社を相手にオリジナリティを作っているわけではありません。 競争する限り勝ち続けなければ生き残れません。 でも、本当に勝ち続けることは可能なんでしょうか? 競争も他人との意地の張り合いも、全て自分の囚われです。 商売はそれとは別のところで動いている。 本当は勝ち負けを語る商売よりも、より良い商売を目指して欲しい。 大木のような商売人、大きな山のような商売人を目指して欲しい。 その方が難しくて厳しいです。 でも、それを目指すことで、より実りの多い商売になるはずだから。 そんなことを考えています。 これは私の考えですね。 これを読んだあなたはどう思われますか? |